神経症の脳

(1)神経症者の脳では次の部分で問題が起きている
  1. 前部帯状回で灰色物質の形成がよくない。
  2. 帯状回と扁桃体を結ぶ回路(感情を制御する回路)での灰色物質の形成がよくない。
  3. 前部、後部帯状回でセロトニン5−HT1A受容体の数が健康体に比べて3割少ない。



(2)ジャンクDNAが灰色物質の形成を制御している

遺伝子と言えば蛋白質をコードする暗号であるから、従来は蛋白質を決定するExon部分に焦点が当てられていたが、神経症的性格の決定には、今までジャンクDNA(Intron)と呼ばれていた意味不明部分が関与しているのが分った。


(3)神経症の多様性は何故か


ここからは斎藤の大胆な推測ですが、神経症の多様性(擬似神経症、本格的神経症、境界領域)の原因は遺伝子のイントロン部分であろうと仮説を立てる。何故なら、このイントロンこそが長さも人により違い、変異を起こしやすいからだ。イントロンは灰色物質の成長に関連し、セロトニン5−HT1A受容体の数にも影響を及ぼしている。

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